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2023.06.22 リノベーション

リノベーション費用を抑える方法7選!おすすめできない方法も解説!

既存の建物に改修や追加工事を加えることで、その性能や価値を向上させる「リノベーション」。
一般には新築よりも低価格かつ、よりニーズにかなった住環境を実現できるため注目度が高まっている手段です。

本記事ではそんなリノベーションの費用を抑える方法、そして避けた方がよい方法についてそれぞれ解説します。

リノベーション費用を抑える方法7選

リノベーションの費用を抑えるためにはいくつかのポイントがあります。
以下、その方法を7つピックアップしました。

設計の段階から取り組むべきことも多いため、リノベーションの計画を立てる際の参考にしてください。

1.業態の特性を理解してから依頼会社を選定する

リノベーションは建築系の業者に依頼するのが一般的ですが、その業態にはいくつかの種類があります。

例えばリノベーション専門の業者でも不動産仲介・設計・施工を複数社で連携して作行う「パーシャル・ワンストップ」と、一社でそのすべてを完結させる「オール・ワンストップ」に分けられ、後者の方が費用面のメリットが高くなります。
他にも設計事務所や工務店、ハウスメーカーや不動産仲介会社などもありますが、それぞれに得意とする分野と費用感が異なるため、最適な業態を選ぶことが肝心です。

リノベーション業者選びのための注意点はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

2.間取りをシンプルにする

リノベーションでは骨組みを残して部屋の構造そのものを再設計することも珍しくありませんが、それが複雑化すると比例して費用もかさみます。
したがって間取りをシンプルにすることによって、リノベーション費用の抑えることが可能です。

しかし希望する機能によっては自ずと求められる配置や設計が変わってくるため、費用を抑えるためには必要最低限の間取りを想定するようにしましょう。

3.設備を適切なグレードにする

リノベーションの内容によっては各種の設備を追加することがありますが、これを適切なグレードで選択するのも費用を抑えるためのセオリーの一つです。

極端な例えですが、リノベーションを施す部屋にビルトインタイプのエアコンを設置するとして、6畳間に対して12畳用のものを選ぶのは一般的にはオーバースペックといえるでしょう。
これも必要十分の性能を持った設備がどれなのかを見極め、適切なグレードのものを取り付けることがポイントです。

4.素材を変更する

前項の「3.設備を適切なグレードにする」とも通じる部分ですが、リノベーションのために用いる素材そのものを変更することでも費用に差が出ます。

例えば木目調の部材があったとして、天然の板を使うのかプリント合板にするのかによって自ずと材料費は異なってきます。また同じ天然の板だとしても、国産のヒノキ材と海外産のパイン材ではやはり費用感には差異があるでしょう。
素材そのもの、あるいはその質や種類に配慮することもリノベーションの有効な費用抑制策の一つです。

5.部分的にDIYにする

リノベーションのすべてを業者に委ねるのではなく、部分的にDIYすることでその分の費用を浮かせるという方法もあります。DIYとはDo it yourselfの頭文字をそれぞれとったもので、かつては日曜大工などとも呼ばれた自らの手による工作のことを指します。

ただしこれには一定の技術が必要であるため、中途半端に介入すると専門業者の作業を邪魔することになりかねません。
例えば壁紙を貼るなどの限定した作業範囲を事前に決め、リノベーションを行う業者とよく情報共有した上で行うことが大切です。

6.金利が低いローンを選ぶ

リノベーションでは大きな金額が動くこともあるため、ローンを利用する場合があります。そうしたケースで費用を抑えるためには、なるべく金利の低いローンを選ぶことがポイントです。

例えば1,000万円以上のリノベーションに使える有担保型リフォームローンは、担保が必要な代わりに金利が安く設定されており返済期間も最大35年となっています。
また中古物件の購入とともにリノベーションをする場合は、住宅ローンの利用も視野に入れましょう。借入上限は1億円で金利が低く、返済期間は同じく35年までのため月々の出費も小さくすることが可能です。

リノベーションで使えるローンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

7. 減税や補助金を活用する

リノベーションは内容によって減税や補助金受給の対象となるため、これらを有効活用することで費用を抑えられます。

例えば耐震やバリアフリー、省エネや三世帯居住のための工事費には控除の制度があります。
また各都道府県や自治体によって独自の補助金制度が設けられていることもあるため、こうした情報を収集することも重要です。

リノベーション費用を抑えるのにおすすめできない方法

 

一方ではリノベーション費用を抑えるためだとしてもおすすめできない方法があります。

一つは依頼した会社にとっての取り分に関わる範囲の値引き交渉です。
これは当然ながらその会社の収益になるもののため、見積書などの数字からこの部分の価格交渉をすることはおすすめできません。

もう一つはそれぞれの工程を担当する業者を施主が別々に選ぶ「分離発注」で、これは自らが現場監督になることと同義ともいえます。
知見があれば不可能ではないにしろ、各業者同士の連携も重要なため専門外ではこれもおすすめできない方法です。

具体的に中古マンションをリノベーションした場合の費用相場を確認したい方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

ライフステージにおけるもっとも高額な買い物ともいわれる住宅関連。あらかじめある建物に手を加えるリノベーションは、費用を抑えながら希望の住居を手に入れることができる方法として関心が高まっています。

これまで見てきたようなポイントに留意し、上手にリノベーションを行いましょう。

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