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2023.08.27 リノベーション

マンションリノベーションに使われるフローリングの種類や施工方法とは?

畳敷きの和室は心地良く落ち着ける伝統の設えですが、板張り床のフローリングも人気です。

重い家具や家電を直置きするのに畳だと傷んでしまいますが、板床のフローリングであればある程度受け止めてくれるため、専用の緩衝材などで床へのダメージを軽減することができます。
また、フローリングは掃除も比較的しやすいため、一般住宅でも板張りの床の部屋をいくつか設けることが通常です。

そんなフローリングはマンションの改装においても多用される部材の一つといえます。

本記事では、マンションリノベーションで使われるフローリングの種類や、施工の方法について解説します。

マンションリノベーションに使われるフローリングの種類

まずはマンションリノベーションではどのようなフローリングが使われるのか、その種類について見てみましょう。

大きくは天然の木材と人工的な素材の二つに分けられ、その中でもさらに多くの材質に分類されます。また、マンションでは階下に音が響かないよう、遮音フローリングに改装する場合には遮音等級基準がLL-45またはLL-40を満たす部材を使用することが義務となっています。
LL-45とは上階の部屋で人の歩く足音が気にならないというレベルの遮音性能を表わす基準です。ちなみにLL-40では上階で椅子を移動させる音や物が落ちる音はほとんど聞こえず、生活音はかすかに感じる程度とされています。これがLL-35になるといずれもほぼ気にならないというレベルで、LL-40と35の等級は特級、LL-45は1級とされています。

以下、フローリングについて材質と構造から代表的な3例を挙げました。

無垢材(単層)フローリング

ここでいう無垢材とは天然木の一枚板のことを指しており、「無垢」は木材をつなぎ合わせて接着した「集成材」に対する用語です。

純粋に木材の一枚板でできた単一部材のみを組み合わせてできているため「単層」ともいい、これを「無垢材(単層)フローリング」と呼んでいます。素木のままで施工することは一般的ではなく、表面にはニスやオイルなどを用いてコーティングを施すのがセオリーです。無垢材のフローリングは素材が国産か海外産か、あるいはどのような樹種であるかによって大きく価格が変動します。
国産であれば「木曾檜」や「吉野杉」などが有名なブランドとして挙げられます。

複合フローリング

人工的な基材に天然木の表面材を貼り付けたのが「複合フローリング」です。

無垢材(単層)フローリング同様に木質系床材に分類されますが、天然素材は表面だけになります。

そのうち2ミリメートル程度の薄さの天然木板である「挽板(ひきいた)」を表面材に用いる「挽板フローリング」、同じく天然木を0.2~0.5ミリメートルの極薄シート状に加工した「突板(つきいた)」を表面材とする「突板フローリング」とがあります。
あるいは天然素材は使わず樹脂系フィルムなどへの印刷によって木目を再現する「プリント系フローリング」もあり、これは外見上を木材らしく見せるもので人工物素材の複合フローリングと言い換えられるでしょう。一口にフローリングといっても、その全てが天然の木材を使っているわけではないことの一例です。

ビニル系板材

また、正確にはフローリングではありませんが塩化ビニル樹脂できたシート状の部材もあります。

クッション性の高いものや本物の木材のような凹凸を再現したタイプもあり、床材として用いることで遮音効果も期待することができます。価格が安く防水性に優れるメリットがあるため、リビングはもちろんキッチンやトイレなどの水回り設備に用いると効果的です。

マンションリノベーションでフローリングを張り替える際の施工方法

最後に、マンションリノベーションではどのようにフローリングを張り替えるのかについて確認しておきましょう。

専門的な施工方法に関わることですが、これらの構造を理解しておくとリノベーションの計画段階で業者との意思疎通がよりスムーズになります。

以下に、大きく分けて二種類の施工法を挙げました。

直床工法

マンションはいわばコンクリートでできた箱状の空間が集積した構造となっており、その底面は床スラブと呼ばれています。

この床スラブにそのままフローリング材を敷設していく工法が「直床(じかゆか)工法」です。それだけでは底面と床面との間に衝撃を吸収する機構がないため、フローリング材の裏面にはクッション状の遮音材を備えることが一般的です。

そのため直床工法で張られたフローリングは踏みしめるとふわふわとした感触のあることが特徴となります。
直床工法では床の上からさらに別の仕上げ材を張ることはできず、従ってもともとこの工法でつくられていたものはリノベーションでも同じ直床工法となります。

二重床工法

一方、床スラブに支持脚などを立てて床の下地を張り、その上にフローリングを敷くのが「二重床工法」です。

この場合はフローリングの床面と床スラブの間に空間ができ、衝撃吸収用のクッション部材は支持脚と床スラブの間に設置されます。空間があるため床下で配管等をある程度変更することができ、床からの衝撃が直接床スラブに届かないため遮音性のないフローリング部材を使うこともできます。

まとめ

マンションリノベーションで使われるフローリングについて、その種類と施工方法の概要を解説しました。

マンションでのフローリングで第一に留意すべき項目は、遮音・防音の性能です。それぞれのフローリング部材の特性を把握し、規約に則ったリノベーションができるよう心がけましょう。

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