2023.06.25 リノベーション
リノベーションで部屋を広く見せるコツ6選!
既にある建物を大がかりに改修して、新しい機能やさらなる性能を獲得するリノベーション。
そんな住まいへの希望の中には、限られた空間でもできるだけ部屋を広く見せたいというものがあります。
そのためのポイントとなるのが「開放感」と「明るさ」。
本記事ではリノベーションで部屋を広く見せるコツについて、これら2つのキーワードから解説します。
リノベーションで部屋を広く見せるコツ6選
部屋を広く見せるためにリノベーションでできること、あるいは注意すべきことにはどのようなものがあるのでしょうか。
構造のポイントと内装で対応できることの2種類がありますが、その代表的なコツを6つ見ていきましょう。
1.間仕切りを工夫する
部屋を広く見せるためには、まずは間仕切りを工夫することが大切です。
増築や拡張を行わない限りそもそもの部屋の空間は限られているため、それが狭く見えてしまうような細かい仕切りは避けたいところ。壁や建具が多すぎると圧迫感もあり、実際の容積よりも狭いように感じてしまうこともあります。
そこで、以下の部屋を広く見せる効果がある間仕切りの例を5つ見てみましょう。
室内窓
窓は普通、外との間を仕切るために取り付けられますが、部屋と部屋の間仕切りに用いる室内窓というものもあります。
はめ込むのは透明ガラス・すりガラスであったりさまざまですが、光を透過して室内を明るくすること、あるいは開け放つことで空間を広く見せる効果があります。
ガラス戸
間仕切りをガラス戸にするのも部屋を広く見せるのに有効です。
上記の室内窓と同じ理由ですが、出入り口として必要な設備そのものに圧迫感を抱かせない工夫を施したものです。
ただし衝突するなどして割れると危険なため、耐衝撃ガラスなど丈夫な材質を選ぶとよいでしょう。
カーテン
カーテンも部屋を広く見せる間仕切りとして効果的です。それ自体が各種素材の布でできているため薄く、軽やかで開閉が容易なため圧迫感を与えにくいといえます。
光を透過あるいは遮断するもの、紫外線をカットするもの、防炎性能を持つものなど、機能性を付与された多様なカーテンがあります。
可動式扉
扉は押すか引くか、あるいは左右にスライドさせるかして開閉するタイプが一般的ですが、可動式のものにするという選択肢もあります。
これは開閉だけではなくさらにレールで移動できたり、軸によってある程度回転させることができたりする扉を指し、部屋を広く見せるだけではなくバリアフリーにも有効な方法です。
オープンラック
部屋を広く見せるためには収納部分の印象も重要です。
完全にクローズするタイプではなく、オープンラックにすることで視界を遮る範囲が減少し、開放的に感じられます。
2.天井を高くする
部屋を広く見せるコツとして、縦の空間を有効に使う方法があります。天井を高くするのもその一つですが、リノベーションとはいえ構造的な限度はあります。
そこで古民家などで見るような梁を見せるタイプを参考にしましょう。天井板を張らずにあえて骨組みを見せる方法で、縦方向の空間を目いっぱい用いることで広さを感じさせます。
3.収納を確保する
いかに部屋を広く見せても、住生活においてはさまざまな家財が必要なもの。そのため収納スペースの確保は必須です。
なるべく部屋を狭く感じさせないためには、後付けのものを配置するよりも造り付けの収納機能を工夫しましょう。
床下や柱の影、階段下などのデッドスペースはもちろん、壁面収納といった選択肢も有効です。
4.壁に鏡を取り入れる
壁に鏡を設置するのも部屋を広く見せるために有効な方法です。
例えば店舗などの内装でも採用されている例があり、内部の様子が映るため実際よりも広く感じさせる効果があります。
ただし広範囲に取り入れるのは現実的ではないため、うまく機能するための大きさと場所の検討が必要です。
5.壁・床・天井を淡色で統一する
リノベーションにおいては壁・床・天井を淡色系で統一することでも、部屋を広く見せる効果があります。
濃い色だけでまとめると圧迫感があり、一見明るく感じる黄や赤といった系統のカラーも膨張色のため迫って感じられます。
ただし淡い色だけではのっぺりとした印象になる場合もあるため、差し色としてブルー系などの収縮色を取り入れるなどの工夫を織り込むとよいでしょう。
6.カーテンの位置を高くする
カーテンの位置を高くすることでも、天井までの空間が大きく見えて部屋を広く感じさせる効果があります。
これは窓の大きさを変えなくてもできる方法で、カーテンレールの新設と規格に合った長いカーテンを用意すれば可能なため、比較的お手軽といえるでしょう。
リノベーションで同様のことを行う際には、しっかりとした強度のカーテンレールを取り付けたり、壁面に組み込む形で部屋との統一感を出したりするのがおすすめです。
まとめ
元々ある建物を希望する姿に改装できるリノベーションですが、もちろん空間的な制限もあることから万能の手段ではありません。
特に限られた室内空間を拡張するのは困難なケースが多く、そのため部屋を広く見せる工夫は重要なポイントです。
リノベーションをする際はこれまで見てきたことをヒントに、開放的で明るい部屋づくりを目指しましょう。
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